人が本当に求めるモノ
『少欲知足』
生きとし生けるものはすべて相互関係(因縁)の上に成り立っています。
自然は弱肉強食のように見えても動物は必要以上に貪ること(我)はありません。
個体数のバランスが正常なら食物連鎖のバランスは取れているはずです。
お腹がいっぱいになったら(課)ほっておくでしょう。
誰かが必要以上に食べてしまったら食物連鎖のバランスが取れなくなってしまいます。
ほどほどを知る、足るを知るということが自然の法則なのです。
『愛され感』
人が必要以上に食べる、求めてしまうのはお腹が減っているから、必要だからだけではありません。
”愛され感”が足りないのです。
愛されている、満たされている感覚が実感できないのです。
その喪失感を解消するために物をを欲し、食べることで代償行為をしているのです。
それは、子供よりもむしろ大人の方が問題なのです。
子供は愛され感を現在進行形で実感できているからです。
大人は愛されている実感がなく、どうやって人を愛して良いか接して良いかわからないのです。
ですから必要以上にモノで幸せを演出する必要があるのかもしれません。
実際に心理テストを行うと、ほとんどの人が愛情が手に入らないから、他のもので補うという結果が出ます。
愛され感が足りないから、他のモノで満たされない心の埋め合わせをしているのです。
『満たされた時間』
本当に仲が良い家庭にあまり”モノ”はありません。
あるのは”コミュニケーション”、会話です。
同じ目線に立ってはじめて相手のことが理解できます。
会話が相手に対する要求ではないのです。
相手に対する要求をキャンセルすることが許しであり愛情です。
家族といる時間そのものを愛し必要としているのです。
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